ベースレッスン経過記録⑥:受講開始から102日後
【これまでの記録】
今回は中間振り返り的な内容です。クリックなしで音源を流して、いわゆる”弾いてみた”動画を録りました。
演奏していて、この3か月間クリックに向き合ってきた成果を感じることができました。8分ウラを弾くのが格段に楽になっていて、鳴ってないはずのクリック音が聴こえる気さえしました。
一方で、若干の居心地の悪さというか違和感を感じたのも事実でした。この点については、この動画を録った後に先生から種明かしがあって、今取り組んでいる課題をクリアすれば解消できることも分かりました。
リズムの感じ方というか感覚の話なんですが、いやそんなん自力で気づけないっすわ・・。というのが率直な感想です、目から何枚もの鱗が落ちましたね。また、出来るようになってきたからこそ差が分かる、とのお話もありました。そういった意味でも練習の成果は出ているのかもしれません。
体の使い方については、指と手首が連動するようにトレーニング中です。これまでは指を動かす力のみで弾いていましたが、そこに手首の力を加えるイメージで練習しています。まだまだ無意識には出来ないので、毎日継続して、脳と体に覚えこませる必要がありそうです。
さて、今年中にどこまで行けるか・・?
ベースレッスン経過記録⑤:受講開始から89日後
レッスン開始から約3ヶ月が経ちました。
【これまでの記録】
前回からの進捗ですが、クリックを鳴らす箇所を減らして演奏できるように練習していました。
これまでの練習のおかげか、今回は割とすんなりクリア。もちろん気を抜くと即迷子ですが・・けど、なんとなーく自分の体内でクリックが鳴る感覚が出来てきた気がしています。
今はまた新たな宿題に向きあっていますが、身体の使い方やリズムの感じ方について、かなり重要と思われるアドバイスを頂きました。自分の演奏に感じていた違和感が払拭されるかもしれません。次の記事を書く頃には色々変わってるといいなぁ。
さて、最近改めて感じていた「習う」ことのメリットについて少しメモしておこうと思います。「今取り組んでいることに自信が持てる」ということ、これが大きな利点であると思うんです。
例えば、身体の使い方を変えると、一時的に弾きにくくなったりします。それまでの慣れたやり方を捨てるので当たり前なんですが、独学だと迷ってしまうことがあるんですよね。これで合ってるのか・・?みたいな。
また、独学だと先を見据えて体系的に練習するのが難しい部分もあり、弾きにくい状態を継続するのは精神的にしんどいわけです。いつか弾きやすくなる保証があるわけでもない。そして、結果として元の感覚に近いやり方に戻してしまい、成長の機会を逃してしまう。
習うことで、上記のような心配がなくなると感じています。「ココが出来てないから、この練習をやってね」と言ってもらえるので、それを信じて目の前の課題にひたすら取り組む。迷うことなく没頭することの心地良さを感じています。
さてさて、これからも日々精進ですね。
ベース筋が+1されたかもしれない話
以前、ベースを弾く筋力についての記事を書きました。
今回はフォームを変えたわけではなくて、関節が動くようになったら、使える筋肉が増えた感じです。
具体的には手首ですね。ここ1ヶ月くらい風呂上がりにグニグニやっていたら、突然指が動かしやすくなりました。
感覚としては、今まで使えていなかった、腕の後ろ側の筋肉が動いている感じでしょうか。弦を引っ張り上げているイメージだったのが、押し込む動きをプラスできるようになったと感じます。
前半は引っ張り上げて、後半は押し込んで弾いてみました。音質については好みが分かれるかもしれませんが、弾いてる側としては後半の方が、弦を掴めている感じがして気持ち良いです。
さて、今回のことで実感したのは、身体づくりは積み重ねが大事ということです。もし続けてなかったら、と思うとちょっと怖い。先生からは、こういうのもやっておくと良いよ〜、と幾つかのトレーニングを教わっていますが、いずれ必要になる動きの下準備になっているのだと思います。
使えていない関節はまだまだ沢山あると思われます。先々を楽しみにしながら、日々のトレーニングに取り組みたいと思います。
ベースレッスン経過記録④:受講開始から75日後
ベースを習い始めてから早くも2ヶ月半が経過しました。
【これまでの記録】
一進一退を繰り返しつつ、なんとか目標テンポまで辿り着いたところです。(まだまだ芸が荒いですが・・)
途中、風邪をひいてベースを弾けない日があったんですが、練習を休んだ翌日は分かりやすく感覚が鈍るんです。あれ、クリック全然聴こえねぇぞ?みたいな。毎日続けることの重要さが身にしみました。
身体の使い方についてもアドバイスがあり、指の力の向かう方向を変えたら、すごーく弾きやすくなりました。コレも自力じゃ気付けなかったと思われます、10年後もここで詰まってそう。
もちろん出来る人は何にも考えずに出来るんだと思います。ただ、僕は残念ながらそっち側の人間ではなかったという話で、それを受け入れてからはベース弾くのが一層楽しい。ある意味、伸びしろだらけの状態ですからね。先が見えているからこそ、出来ない現状も楽しむことができています。
さて、引き続き気長に頑張ります。
ベースレッスン経過記録③ : 受講開始から53日後
レッスンを受けはじめてからもうすぐ2ヶ月が経ちますが、相変わらず毎日コツコツ練習しています。
【これまでの記録】
8分ウラにクリックを鳴らして弾くことに大苦戦中です。特に、長い拍のスライドや、3-3-2の符割の時なんかにクリック音を見失って迷子になることが非常に多い。ただ、迷子の原因は分かってきました。
どうやら弾いているフレーズに意識を割き過ぎのようです。シンプルにクリックを聴けていないとも言えますが、フレーズも歌わせたいじゃないですか。この辺の上手いバランスを見つけるのが大事なのかなーと考えていたりします。
また、目標テンポの9割強で弾けるようになり、単純に指の力だけでは速さに追いつけなくなってきたので、手首の力をプラスして弾けるよう練習中です。
さて、目標テンポ目指して頑張るぞ。
リズム塾の月額通信講座について
8月から、福ちゃん先生こと福盛田先生が代表をつとめるリズム塾でベースを習っています。
色々な受講形態が選べますが、僕は月額通信講座を受講中です。
ざっくり言うと、双方向の動画のやり取りで進んでいくレッスンです。
- お題&お手本動画が届く
- 練習結果を動画で送る
- お返事動画が届く
といった感じです。僕自身、今では動画レッスンならではのメリットを実感していますが、動画のやり取りだけで上手くいくのか、不安を感じる方もいると思います。
そこで、具体的なレッスンの流れや、受講して気づいた事について書いてみたいと思います。リズム塾に興味がある人、特に月額通信講座を検討している人のお役に立てれば嬉しいです。
レッスン開始まで
僕はリズム塾ホームページの問い合わせフォームから連絡しました。演奏動画を送れば現状についてコメントを下さるということで、過去にTwitterで投稿した弾いてみた動画を送りました。
で、程無くして10分以上の動画がお返事として届きました。内容は、送った演奏動画から分かる現状の解説です。まー驚きましたね。何もお話してないんですが、ぼんやり自覚していた問題点をガンガン言い当てられる。一方で、ソコも出来てないのか〜って部分もあったりして。
動画レッスンで不安に思う部分て、多分ここだと思うんですよ。正しく現状を把握してもらえるの?ってところ。その不安もお返事動画の段階で払拭できると思います。
さらに、現状を教えてくれた上で、本人の進みたい方向を確認してくれます。こっち方向に行きたいならリズム塾でOK、あっち方向に行きたいならウチじゃない方が良いかも、みたいな感じ。なんていうか、すごく客観的なんですよね。おかげで、納得した状態でレッスン受講を決めることができました。なお、ここまではすべて無料です。
レッスン開始後
メールやLINEでやり取りを行います。僕はメールで始めて、今はLINEを使っています。やり易い方でOKだと思います。
まず、課題曲を選び、演奏動画を送ります。すると、課題曲を弾けるようになるためのお題が出されるので、それをクリアしていく、というのが基本的な流れになります。
特筆すべきは、お題が完全オーダーメイドなところだと思っています。お題&お手本を説明した動画が届くのですが、使い回しではなく、その人専用の内容になっています。特に身体の使い方については、身体的特性や現状に合わせて、無理せず少しずつステップアップしていく印象です。スポーツと一緒で、急に無理矢理動かすとケガしちゃいますもんね。
そして、お題がクリアできたら動画を送って確認してもらいます。なお、迷ったときや疑問点があるときなどは、その都度遠慮なく連絡してOKとのことです。僕は一定期間ごとに途中経過も送っていて、練習の方向がズレていないか等を確認してもらっています。なお、現状では動画のやり取り回数に制限はないそうです、やる気がある人ほどお得かもしれません。
今のところ、1〜2週間課題に取り組む→動画で現状報告する、という流れでやってきています。この辺は課題の難易度や得意不得意で変わってくるかもしれませんね。
メリット・デメリット
さて、ここからは動画レッスンを利用してみてのメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。
一番のメリットは、時間を選ばないことだと思います。動画レッスンであれば隙間時間や早朝・深夜などの時間帯を活用できますし、自宅でも受講することができます。僕自身は、仕事や育児のため日中にまとまった時間を確保するのが難しく、朝5時ごろに起きて作業をしています。
場所を選ばないという点ではSkypeなどを利用したオンラインレッスンも優れていますが、時間帯を自由に選べるというのは動画レッスンならではの利点ですね。
また、レッスン内容が動画として残るので、繰り返し確認できるのも大きなメリットだと感じています。「あれ、この動きどうやるんだっけ?」みたいなことがあっても大丈夫です。
デメリットは正直あまり感じたことがないのですが、あえて挙げるならスピード感の違いでしょうか。対面の方がテンポよくレッスンが進む場合はあると思います。特に身体の使い方については、その場で動かしながら修正してもらった方が早いと予想します。
また、スケジュール管理が苦手な人も少し注意が必要かもしれません。というのも、動画レッスンでは「いつまでに」「どこまで」やるかは全て自分次第です。対面レッスンと違い、次回は何時からコレをやる~という決め事もありません。気付いたら何もせず1か月経っていた!みたいなことにならないように、ある程度スケジュールを意識する必要はあると思います。
とはいえ、僕のように時間的・場所的な制約がある人にとっては、動画レッスンのメリットは非常に大きいと思っています。
最後に
リズム塾の月額通信講座について紹介しました。習ってみたいけど時間や場所の都合が・・という人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。特に、教則本や教則動画を参考にしても出来るようにならんかった!という人にすすめたいです。特性に合わせたレッスンを受けることで、長年の悩みが解消されるかもしれませんよ。
機材レビュー:Trace Elliot ELF【小型ベースアンプヘッド】
スタジオ練習やライブで個人的に一番テンションが下がること。それは、常設されているアンプが使いづらいことだったりします。
- 無駄にツマミが多い
- 音にクセがある
- パワー不足
- 状態が悪い
などなど、使いづらいと感じる理由は人それぞれだと思いますが、常設アンプに不満を感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。
また、足元のエフェクター やベース本体で音作りをする場合、アンプに求めるのは色付けなく素直に音を出力してくれることだったりしますよね。であれば、いくら良いアンプでも、自分の狙った音を作りづらいことがある。
アンプをフルセットで持ち運べれば良いのですが、保管場所や運搬のことを考えると、そうそう手を出せるものではありません。
「自分のアンプがあればなぁ」
長年そんなモヤモヤを抱えてきたわけですが、最近たどり着いたのがベース用小型アンプヘッドであるTrace ElliotのELFの導入です。
ヘッドだけでも常に一定にできたことで、音作りに対するストレスが激減しました。もちろん、キャビネットまで自前に出来れば完璧なんでしょうけどね。
今日は、2年半ほどELFを使用してみた感想を書いてみたいと思います。
音は?パワーは大丈夫?
結論から言うと、素直な音でパワーも十二分にあります。ツマミは非常にシンプルで、こんな感じ。
ゲイン、ボリューム、低中高の3バンドイコライザーで構成されています。欲を言えばPadスイッチやグライコも欲しいところですが、このサイズなので文句は言えませんね。
トレースエリオットのアンプって、ちょっとレンジが狭いというかミドルにクセがある印象を持っていたんですが、ELFは低音から高音までキレイに出ます。クリアでレンジの広い現代的な音にアップデートされています。一方で、ミドルの感じはトレースエリオットなので、ハイファイになり過ぎず、ツマミの設定次第で色んな音が作れます。
パワーに関しては、キャパ300人くらいのライブハウスでは全く問題ありませんでした。パッシブ4弦ジャズベタイプ+Darkglass B7Kの組み合わせでしたが、ゲイン・ヴォリュームは12時くらいまでしか上げてなかったと思います。小さな見た目からは想像できないくらいデカい音が出ますよ。参考までに、ELF 使用時のライブ映像を載せておきます。
エフェクター 並みのサイズ
ELFのウリといえば、何と言ってもサイズの小ささでしょう。一般的なコンパクトエフェクター と比較するとよく分かりますね。
また、非常に軽量なのも魅力です。片手で軽々持ち上げることができます。それもそのはず、730gしかないそうです。500mlペットボトル2本よりも軽い!ちなみに僕はいつもギグバッグのポケットに入れて運搬しています。余談ですが、あまりに小さいので、ライブハウスのスタッフさんにはよくD.I.と間違われます。「これアンプ?嘘でしょ?(笑)」みたいな。
自宅〜ライブまであらゆる場所で使える
僕は普段、自宅での練習や宅録で使用しています。場所をとらないので、狭い作業スペースでも無理なく使えます。また、D.I.アウトが付いているので、ここから直接オーディオインターフェイスに繋げています。
ライブハウスでも、D.I.アウトを使ってミキサー卓へ直接音を送ることが出来ます。自宅でいつも聴いている音を、ほぼそのまま外音として鳴らすことが出来るので、これはすごいメリットだと思っています。
さらに、小さくて軽いので、セッティングもめちゃくちゃ楽です。常設アンプの上にチョイっと乗せるだけ。レコーディングでも活躍しました。
シーンを選ばず使える優れものだと思います。
最後に
ELFはシンプルな操作性と音の良さ、そして驚異的な軽さと小サイズが魅力のアンプヘッドだと思います。多機能なものやアンプでの色付けを求める人には物足りないかもしれませんが、足元で音を作る人には自信を持ってオススメできます。
3万円台という価格も魅力的で、エフェクター 感覚で導入することができます。一度試してみてはいかがでしょうか?